「つるなしエンドウ 「スナック2号」の特徴や育て方のポイントをご紹介」
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莢色は濃緑、うどんこ病に強い、つるなし極早生品種 |
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1. 草丈は一般地では70~80cm、寒冷地の春まきや、暖地の秋まきハウス栽培では150cm前後になります。節間は短く、分枝は少ないですが、葉色は濃いです。
2. 莢色は濃く、ハウス栽培でも濃色で見栄えがよいです。莢は肉厚で甘みがあり、おいしいです。「グリーンピース」のように粒を肥大させて、莢ごと利用します。
3. 極早生で花つきがよく、下位から着花する短期多収の「スナックエンドウ」です。
4. うどんこ病に強いです。適応性広く、各地で栽培できます。
冷涼で適湿の場合、つる伸びよく、良莢多収となりますが、高温ぎみで乾燥しますと、つる伸びは不良となり、品質も低下します。
ハウスで良莢を多収するには、日中の過度の高温に注意し、初期から液肥などを用いてつる伸びを促進させるようにします。
畑地でも乾燥するときは灌水の効果が大きいです。
エンドウは酸性土、排水不良地には不適で、リン酸欠乏にも弱いです。耕土の深い、排水のよい地力のある圃場を選びます。連作は避けます。
10a当たり堆肥1,500kg以上のほか、成分で窒素10kg、リン酸15kg、カリ12kgを標準とし、リン酸は全量元肥とします。
着花が非常に早いので、特に始めから肥料を効かせるように施します。
畝幅100㎝、株間10㎝とし、1か所2粒まきとします。1リットル粒数は2,800~3,000粒です。エンドウの発芽適温は18~20℃です。
秋まき(露地)は、寒害によって欠株を生じやすいので、本葉2枚くらいの小苗で越冬させるよう遅まきし、株元が凍らないよう防寒します。
春まきは、平坦地ではできるだけ早くまいて暑くなるまでに収穫します。育苗する場合は植え傷みしやすいので、大きめのポットを用いて、小苗で定植します。
分枝がごく少ないので間引きはしません。
「グリーンピース」のように粒が肥大して、莢がまだ鮮緑色で外観のよいときに収穫します。
涼しい時間に収穫し、通気のよい容器で出荷します。保冷車で出荷すると品質が非常によいです。
品目 | エンドウ(豌豆) |
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原産地 | 中央アジア~中近東 |
科・属名 | マメ科エンドウ属 |
※販売時期や品切れ、仕入れ状況により、ご購入できない場合やお取り扱いの無い場合もございます。ご了承ください。
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