「葉ぼたん 傘シリーズの特徴や育て方のポイントをご紹介」
縮みが少なく、小型の大阪丸葉系の一代交配種です。小鉢で育てるとコンパクトになる品種です。タネまきの時期や方法によっては、切り花用としても楽しめます。寄せ植えでも存在感ある草姿です。
ヨーロッパ原産の耐寒性1年草です。真夏の暑いころがタネまきの適期です。日当たりと水はけのよい環境を好みます。発芽までは涼しい場所で、発芽後はしっかりと日に当て、水やりを控えて育苗します。気温の低下とともに葉枚数が増えて発色が始まり、秋の深まりとともに株は引き締まり発色が進みます。肥料分の増減が株の大小、発色の早晩などに大きく影響します。
寒い地域では初夏のころ、暖かい地域では盛夏のころの約1か月間がタネまきの適期です。発芽適温は20℃前後で、日陰の涼しい環境でタネまきします。清潔な土を使い、128穴のセルトレーでは各セルに1粒ずつ、播種箱では約5cm間隔で1粒ずつ点まきにします。タネが隠れるように5mmほど土をかぶせ、たっぷりと水やりします。4~5日で発芽がそろったら水を控え、日当たりのよい場所に移します。本葉が4~5枚になったころ、肥えた土を入れた小鉢に植え替えます。日当たりと水はけのよい場所に、1㎡当たり完熟堆肥約5kg、化成肥料約30g(約1握り)、苦土石灰100gほどをすき込み、株間は約20cmで植えつけます。
タネまきは気温の高い時期のため立枯病が出やすいので、清潔な土を使い水やりに注意します。日当たりと風とおしのよいところで、苗が徒長しないように水を控え、健康な苗に育てます。本葉が約10枚になったころ、花壇やコンテナに植えつけます。60cmほどの大型のプランターでは5~6株、18cm鉢では3株植えが標準です。元肥の肥料が多いと発色が遅れるので注意します。
9~12cm鉢のミニ栽培(寄せ植え向き)はできればセルトレーで育苗し、本葉が5~6枚になったころに目的の鉢に植え替えます。日当たりのよい場所で水を控えて生育を抑えます。十分に発色が進むと生育は止まります。茎が立ち上げる性質を生かして寄せ植えの材料に適するほか、切り花用にも利用できます。
多粒まき栽培はタネまきの時期を初秋のころに遅らせ、12~15cm鉢に10~15粒のタネを均等の間隔でまき、同様の管理で育てると、小さな葉牡丹の鉢植えを楽しむことができます。
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品種名 | 葉ぼたん 傘混合 |
ポイント | 紅白の混合 |
品目 | ハボタン(葉牡丹)(葉ぼたん) |
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原産地 | ヨーロッパの西・南部 |
科・属名 | アブラナ科アブラナ属 |
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