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サカタ交配

キャベツ 「アーリータイム」

品目 キャベツ
原産地 ヨーロッパ
科・属名 アブラナ科アブラナ属
受賞歴 第53回全日本野菜審査会一等特別賞受賞

とがり玉になりにくく、栽培容易な極早生ボール形品種

特性

● 「アーリーボール」より3〜5日程度早い極早生ボール形品種。
● 小葉だが玉の肥大がよく球重1.0〜1.2kgでよくそろう。球色は濃く光沢があり、裂球が遅く在圃性が高い。
● 春まき、夏まきに適するが、春のトンネル早出し栽培にも適する。

適応性

高冷地・冷涼地 トンネル栽培では2~3月まき、5月下旬~6月どり、露地栽培では3~7月上旬まき、7~10月どりに適しますが、30℃以上の高温乾燥が続くと小玉になりやすいので、高温となる準高冷地では8月の盛夏どりは避けます。 一般地・暖地 トンネル栽培では、1月中旬まき5月中旬どり、露地栽培では、3月上旬まき、5月下旬~6月どり栽培に適します。また7月まき10~11月どりにも適しますが、低温結球性や耐寒性に弱いので、極端な遅まきは避け、12月初めまでには収穫を終わらせるようにします。

畑づくり(圃場準備)

幅広い土壌に適応しますが平玉品種より湿害にやや弱く、極端な多湿では結球不ぞろいとなる恐れがあります。また乾燥が続くと小玉になりやすいので保水、排水性のよい土づくりをします。堆肥は10aあたり1,000~2,000kgを目安に施すとよいでしょう。

肥培管理

初期から肥効を高めた栽培で株張りをよくしておくことが大切なので、元肥中心に施します。生育期間が短いので追肥は遅れないようにしてください。

播種と育苗

根張りのよい健苗を育てることが良品多収のポイントとなります。温床育苗では、気温を8℃以上に保ち、日中は十分換気を行い、徒長を防ぎます。夏まきでは軟弱苗となりやすいので、がっちりした苗作りに努めます。

定植および定植後の管理

極早生品種のため、本葉4枚ぐらいの若苗で丁寧に定植し、活着を促進させます。セル苗では定植後の乾燥に特に注意してください。

病害虫防除

萎黄病抵抗性ではないので注意してください。肉質がやわらかく、結球部位が低いので多雨期に過熟になると尻腐れが出やすくなるので、高畝にしたり株間を広げたりして、排水や風通しをよくします。根こぶ病には、pH矯正、サブソイラなどによる排水対策が必要です。

収穫

ボール型品種としては、在圃性は高いのですが、新鮮な球色と品質がポイントなので、適期収穫を心がけてください。

作型図