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サカタ交配

カボチャ 「ブラックのジョー®」

品目 カボチャ
原産地 北アメリカ
科・属名 ウリ科カボチャ属

着果性に優れ多収性!黒く輝くホックホク栗カボチャ

特性

1. 成熟日数45〜50日の黒皮大玉の中晩生品種。
2. 草勢は強いが雌花がよく着生し、着果性が優れる。
3. 葉は収穫期まで丈夫に保てる。
4. 果実は偏円形で2.0kg前後。果皮は濃い黒緑色で貯蔵後の変色が少ない。
5. 果肉は黄橙色。粉質で甘み強く食味が優れる。

適応性

露地栽培、抑制栽培に適応します。整枝栽培では春作では子づる2本、抑制作では1本の仕立て方が適しますが、整枝を行わない放任栽培にも適応します。低温条件下では偏平果やサイズ不良の恐れがあるため、比較的遅い作型での栽培が推奨されます。

畑づくり(圃場準備)

栽植密度は畝幅3.5~4.0m、つる間隔35~40㎝(2本仕立てや放任栽培では株間60~70cm)を標準とします。施肥量は土質や前作の残効を考慮して決定しますが、「ブラックのジョー」は草勢が強いため、緩効性肥料を主体とした施肥設計が推奨されます。標準施肥量の目安として10aあたり成分で窒素10㎏、リン酸20㎏、カリ15㎏を施します。低温期に栽培する場合は、定植する圃場の地温が15℃以上確保できるよう播種時期を調整するとともに、早めにマルチ張りやトンネルの設置を完了します。

播種と育苗

カボチャの発芽適温は25〜30℃です。播種時の地温不足や過湿・乾燥は発芽のムラを引き起こす原因につながるので注意します。発芽したら日中の気温を20〜25℃を目安に管理し、地温は本葉1枚になるまでに18℃前後まで徐々に下げていくようにしてがっちりとした苗を作ります。ポット育苗では本葉2~3枚以降は最低気温10℃程度の低温にあてて雌花数の増加に努めます。また、セルトレー育苗では播種してから2週間程度で定植となるため、育苗中の肥切れや乾燥に注意するとともに圃場準備の遅れが出ないように注意します。
灌水はその日に必要な量だけを与えるよう午前中に行います。苗が小さいとき、天候が悪いときは控えめとし、生育が進むにつれて徐々に灌水量を増加させていきます。どの生育ステージでも夕方になってもしおれが発生せず、土の表面が軽く乾いている状態が理想的です。

定植および定植後の管理

気温の低い時期に定植する場合は、晴天日の午前中から遅くとも午後3時までに定植を完了させます。トンネル栽培では、定植後数日は活着を促進するために35℃を越えないように注意しながら管理します。活着後は日中25℃前後を目安に換気を開始し、最低気温が10℃を下回らないよう管理して花芽分化に努めます。
2本仕立てに整枝する場合は本葉4~5枚目で摘芯します。摘芯後、子づるが30cmほどに伸長してきたら生育のそろったつるを2本残して不要なものを除去します。着果予定節位までの雌花とわき芽をかき、つるの伸長方向をそろえていきます。

着果と追肥

着果は14~16節に1番果を着果させるよう調節します。着果にはミツバチを使用すると便利です。天候不良や低温でミツバチの活動が悪い場合は、雌花が開花した当日に咲いた雄花を採集し交配に使用します。交配は午前10時ごろを目安に完了すると着果率がよくなります。また、収穫目安のために開花の始まった日を記録しておきます。
追肥は1番果の着果を確認してから窒素成分で10aあたり2kg程度を施用しますが、気象条件や草勢を確認しながら施用時期や量を調節します。

収穫

若どりをさけ、開花後約45~50日を目安に果梗部がコルク化した完熟果実を収穫します。収穫は天気のよい日の午前中に行い、日焼けを防ぐために長時間直射日光にさらされないように注意します。収穫する際は果実表面に傷がつかないように丁寧に扱いましょう。その後、倉庫や遮光したハウスなど、風通しのよい場所で果実をしっかりと乾燥させます。

貯蔵

長期貯蔵を行う場合は、風乾の完了した果実を気温10℃、湿度50~70%を目安とした場所に保管します。扇風機や換気扇を使用して空気を循環させると腐敗の低減に効果があります。また、気温低下の著しい晩秋以降は保管場所の気温が下がりすぎないように注意します。

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作型図