サカタのタネ「高機能液肥」
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天候から選ぶ

  • 低温
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  • 台風

    多雨
  • 高温
  • 乾燥
低温時の植物状態と対策
低温時の植物状態と対策
植物状態
低温時は、植物の生育速度が停滞し、植物活性が低下するので、吸水力・吸肥力(肥料を吸い上げる力)が弱まります。
対策
植物側の防寒対策として、貯蔵養分・糖を蓄積します。また、表皮の膜(クチクラ層)・細胞壁・細胞膜を厚くします。人間に例えると、冬の寒い時期には、皮下脂肪を蓄えて寒さに強くなろうとします。また、厚手のコートや防寒服を着込むことを行います。植物側の防寒対策も似ています。その為、細胞内に貯蔵養分を蓄えるタイプの液肥が有効です。
 オススメ対策液肥 
低日照時の植物状態と対策
低日照時の植物状態と対策
植物状態
日照が不足すると、植物は光を求めて伸びようとします。その結果、植物が軟弱徒長(※)してしまいます。結果として、光合成能力が弱くなり、光合成で作られる貯蔵養分は消費して不足するようになります。貯蔵養分が不足すると吸肥力(肥料を吸上げる力)も弱まります。
※軟弱徒長・・・光を少しでも多く取り込めるように茎が伸び葉の厚さは薄く広がろうとし、その結果、葉色も薄くなること。
対策
この様な時には、葉の葉緑素数を増やすことのできる資材が有効です。
 オススメ対策液肥 
台風・多雨時の
植物状態と対策
台風・多雨時の植物状態と対策
植物状態
台風・多雨の時には、土壌からの肥料養分が流出します。さらに土壌中に水を多く含み空気相が無くなるので、根圏の酸素が不足します。
根の部分の細胞が呼吸できなくなると、根腐れを起こしやすくなります。また、根の活性が低下すると、地上部への養分移行が滞ります。地上部でも気孔を閉じて光合成などの代謝を抑えるようになります。
対策
この様な時には、まず排水を良くし、余分な水を除くことが最優先です。土壌表面の水が無くなっても、土壌中は水で満たされている場合もあります。根に酸素を送り込むための酸素供給材等の対策が必要なことがあります。
それらの対策を行った上で、流れやすい養分(カリと鉄)を補給してあげることが有効です。
 オススメ対策液肥 
高温時の植物状態と対策
高温時の植物状態と対策
植物状態
高温状態になると、植物も人間と同様に夏バテ状態となります。人間の場合は汗をかいて体温を下げようとするので、不足した水分と、汗と一緒に流れる塩分の補給を行います。植物も同じで、高温時は根から水を吸い上げて気孔を開けて蒸散し、体温を下げようとします。活発な吸水と蒸散はエネルギーを多く消費します。これらのエネルギーは光合成により糖を合成して作りますが、作る糖の量よりも消耗する糖の量が多くなるとバランスが崩れ、夏バテ状態となってしまいます。葉が萎れ、ぐったりとなる前に対策をします。
対策
温度を下げるためにたっぷり水をあたえることが第一です。その上で吸収しやすい栄養補給資材を選ぶことが有効です。
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乾燥時の植物状態と対策
乾燥時の植物状態と対策
植物状態
乾燥した環境に住むアラブの人々は、民族衣装を纏い水分を逃がさないようにしています。植物も同じく、水を逃がさないように気孔を閉じて蒸散量を抑えます。また少しでも多くの水を確保するために、根を地下深くに伸ばそうとします。
対策
まず優先する対策は、水分補給です。その次に蒸散量を抑えるために表皮の膜(クチクラ層)を保護するような資材を使うことが有効です。
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生育ステージから選ぶ

  • 育苗期
  • 栄養成長期
  • 生殖成長期
発芽・子葉展開時
発芽・子葉展開時の
植物状態と対策
発芽・子葉展開時の植物状態と対策
植物状態
人間で例えると、乳幼児の頃に当たります。温度・水分・日照・風などへの細やかな管理が必要な時期です。
対策
苗をガッチリさせ、太くて短めの茎にするためには、まずしっかりと根を張らせる事が重要になります。
育苗の初期の養分は、子葉から供給されるので、水と温度管理、根が張りやすい土壌の物理性が重要になります。培土の選定も大切です。
根に栄養バランスのよいアミノ酸を与えることで、根圏の微生物を豊かにし主根から2次根、3次根、毛細根を増やすように管理しましょう。
 オススメ対策液肥 
本葉時
本葉時の植物状態と対策
本葉時の植物状態と対策
植物状態
人間に例えると子供の頃に当ります。セル育苗などの場合には1株当りの土の体積が限られているので、乾燥・湿潤の変化が大きくなりやすいです。
対策
水持ちが良く、透水性も良い、水と空気のバランスを考えた培土を選びましょう。
本葉が展開し始める育苗後期の時期は、苗がぐんぐん大きくなり、吸水量が大きくなるため、水と肥料養分の供給が重要となります。
乾燥すると植物が萎れてしまいます。一方、過剰に水を与えると根が弱り、茎は徒長しやすくなります。バランスよい水管理を心がけましょう。また、水が多いと、肥料養分の一部も流れてしまいます。
苗を徒長させず、太くて短めのガッチリした苗に育てましょう。
 オススメ対策液肥 
定植時
定植時の植物状態と対策
定植時の植物状態と対策
植物状態
苗の定植は、植物がセルトレーや鉢などの制限された狭い環境から、露地やハウスなどの広い場所へ移される時です。移植作業時は根の切断、葉・茎の傷み、土壌環境の変化など、大きなストレスを受けます。ストレスを受けた定植苗は、回復までに時間がかかり、一時的に生育が停滞することがあります。
対策
この様な大きな環境変化に対応して、苗の活着を進めるためには、根圏環境を整える必要があります。そのためには、即効性の肥料でアミノ酸をバランスよく含むものを選ぶ必要があります。
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青年期
青年期の植物状態と対策
発芽・子葉展開時の植物状態と対策
植物状態
人間に例えると、青年期の頃です。食欲旺盛でグングン大きくなる時期です。ただし気を付けないとあっという間に肥満になってしまいます。植物の場合でも同様で、樹に勢いがあるため、枝葉が過剰に繁茂します。これを樹が暴れると言います。
対策
ここでは生育速度の調節管理、鉄・微量要素の補給が必要です。青年期は栄養成長の初期で、基本的な元肥に含まれる肥料養分(窒素、リン酸、カリ)は不足しにくいと考えます。その一方で、鉄・微量要素の多くは、植物が吸えない不溶性の形態で土壌に存在します。勢い良く生育している植物の根の近くで一時的な欠乏状態が発生します。
そこで、窒素過多、水分過多で暴れる事を抑える資材と、鉄および微量要素の補給を目的とした資材をおすすめします。
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壮年期
壮年期の植物状態と対策
本葉時の植物状態と対策
植物状態
人間で例えると壮年の頃です。植物の肥料吸収は落ち着くので、青年期ほど樹が暴れることはありません。
対策
青年期はやや抑制的に育てていましたが、壮年期からは樹の勢いを付けながら育てます。但し、各養分のバランスを整えながら育てましょう。
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老年期
老年期の植物状態と対策
定植時の植物状態と対策
植物状態
人間で例えると老年の頃です。吸肥力も衰えるためこまめな液肥管理が必要となってきます。
対策
吸水力、吸肥力(肥料を吸い上げる力)を上げるための資材が有効で、やや薄めの濃度で、施用回数を増やす施肥管理を心がけてください。
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開花時
開花時の植物状態と対策
発芽・子葉展開時の植物状態と対策
植物状態
イネやマメなどは、栄養成長から生殖成長へ切り替わりますが、トマト、キュウリ、ナスなどのように連続して実をつけるものは、栄養成長と生殖成長が同時並行に起こります。
開花期は、植物ホルモンの変化が起きる転換期、花芽の部分にはオーキシンやジベレリンなどの植物ホルモンが顕著に現れます。開花期の植物は、葉や茎の養分を花の部分に転流させます。
対策
この時期、細胞内には浸透圧を高めるために糖類、プロリン、GB、GABAなどの適合溶質の蓄積が起こります。そのような生体内の働きを助けるための資材を施用しましょう。開花を促進し、花芽の数を増やすのに役立ちます。
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着果時
着果時の植物状態と対策
本葉時の植物状態と対策
植物状態
イネやマメなどは、栄養成長から生殖成長へ切り替わりますが、トマト、キュウリ、ナスなどのように連続して実をつけるものは、栄養成長と生殖成長が同時並行に起こります。
着果期は、葉から果実への養分転流が活発に行われます。植物にとっては、子孫を残すための大切な果実です。果実への水と養分供給がバランスよく行われないと、トマトでは尻腐れ果、乱形果、裂果などが発生します。キュウリでも曲がり、肩おち、尻太り、尻細りなどが起こります。他の果実でも同様に品質の低下が起こります。
対策
高品質の果実を安定して収穫するために水と養分バランスを保つための資材を施用しましょう。
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肥大時
肥大時の植物状態と対策
定植時の植物状態と対策
植物状態
イネやマメなどは、栄養成長から生殖成長へ切り替わりますが、トマト、キュウリ、ナスなどのように連続して実をつけるものは、栄養成長と生殖成長が同時並行に起こります。
対策
果実肥大期には、肥料養分をバランスよく提供してしっかり太らせましょう。その際、特に変動の大きいものは水分です。水管理をしっかり行うことが大事ですが、日照・雨・気温の変動等によって様々なストレスを受けると植物の代謝や根の活性も変化します。その様な環境変化に強い体質を作るための資材をおすすめします。
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