「ころたん®」安定生産に向けた主要栽培ポイント|タネ(種)・苗・園芸用品なら【サカタのタネ】

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「ころたん®」安定生産に向けた主要栽培ポイント

「ころたん」とは

丈夫で作りやすく、たくさん収穫できる

 平均して500g前後の一般的なメロンよりも小ぶりな食べきりサイズがたくさんできる。

すっきりとした爽やかな甘さ夏の暑い時期でも食べやすい

 種の部分が少なく、皮ぎわまで食べられるため、可食部が多い。

収穫適期がわかりやすい

 色の変化と離層が出るので、一般的なメロンよりも収穫適期がわかりやすい。

とってすぐに食べられる。

 完熟で収穫すればとってすぐに食べられるので、その日に直売所などで販売できる。

「ころたん」特性

生育適温 22~30℃
最低地温

16℃

最低温度(最低夜温)

【定植~開花前】10℃以上必要

【開花~肥大期】15℃以上必要

花粉稔性温度

15℃以上

好適pH 6~6.8
開花からの積算温度

約1250℃
(地這い:1300~1500℃)

開花習性:雌花と雄花が別々に開花。基本的には交配が必要。雌花は孫づる以降に付く

安定生産に向けた主要栽培ポイント

地温確保、定植、活着補助、親づるの摘芯、子づるの整枝(孫づるの除去)、摘花、誘引、草勢の見極め、ミツバチ準備等

1.ハウスやトンネルを利用した被覆栽培を推奨

果実の品質を向上を狙うために、病気の対策や草勢維持を図る。
※完全露地栽培は品質と収量の確保が難しい。

2.ミツバチによる交配を推奨

果実の品質、果ぞろいのよさの向上を狙う。

3.着果節位は子づる10節以上から

定植~10節(定植後、約20~25日)までは小まめな管理(子づるの整枝等)が必要!!
※低節位での着果は草勢が落ち、多量および良質果実の収穫が難しくなる。

4.1株の着果数は10果程度にとどめる

着果が多すぎると、草勢が落ち、多量および良質果実の収穫が難しくなる。

5.灌水・追肥管理で草勢を追うことが重要

「ころたん」は草勢を維持することで青果品質の向上を目指す。着果後から非常に多くの水と肥料が必要となる。

6.離層を目安にした適期収穫

「ころたん」の栽培手順

順を追って説明していきます。

1 圃場準備

定植の1カ月前、2週間前、1週間前の圃場準備〈立体栽培の場合のアーチ支柱、誘引ネットの設置〉

2 定植

定植の前日、当日~活着の作業

3 整枝

子づるの整枝

4 誘引

テープナーでネットに誘引

5 交配

長期どり栽培を行う際は、ハチの利用がおすすめ

6 摘果

1番果は1つる5~6果まで 2番果以降は摘果せずすべて収穫

7 収穫

〈収穫目安〉 果皮が黄色からだんだんオレンジ色に近づく。

離層を確認する。ヘタまわりに亀裂が入り、落ちそうになる。

8 追熟

ころたんは収穫当日でも食べられるが

追熟を行うことでさらにおいしくなる!

◎常温 ◎日の当たらない ◎風通しがよい場所に1週間前後おく


肉質がやわらかくなり、果汁をより感じられるようになる。
香りも強くなり、メロン独特の香気が増す。

注意!

冷蔵庫に入れると皮が低温焼けしてしまうので、常温保存する。

おえかきころたん

収穫体験等にいかがですか?

ネットの模様が出始める前、表面に竹串など先のとがったもので絵や文字を書くと、果実が熟すにつれ、絵や文字が浮き上がる

❶ネットの模様が出始める前、表面に竹串など先のとがったもので絵や文字を書く

❷果実が熟すにつれ、絵や文字が浮き上がる

灌水・追肥管理

1番果摘果後は完全放任栽培になるため、灌水・追肥管理で草勢を追うことが重要

灌水

❶着果後から灌水を開始

着果後から非常に多くの水と肥料を必要とする。


❷1番果収穫以降もさらに灌水を続ける

長期的に果実をとり続ける作型。
⇒ネット形成時の水分調節や、収穫前に水を切ったりせず、常に土壌水分が一定になるように灌水を続ける。


❸灌水量

チューブ灌水の場合、
●着果後:1週間に1~2回程度
●果実肥大開始:灌水量を増やす(1~3ℓ/株/日)
●梅雨明け後:1週間に3~7回程度・盛夏期:3~5ℓ/株/日

追肥

❶定植後~1番果が鶏卵大になるまで:2週間おき

ころたんは生殖成長型で草勢がおとなしい品種。
着果までに樹ができていない= 着果後すぐバテる= 収量が少なくなる。
⇒定植後~1番果が鶏卵大になるまでは約2週間おきに追肥を行う。
定植後の活着がうまくいかず、草勢が弱い場合は無理に着果させず、着果節位を15節以降にあげることも必要


❷それ以降:1週間おき

1番果が鶏卵大になったらそれ以降は1週間おきに追肥を行う。
1回の追肥量目安は緩効性高度化成肥料20~50g/株程度。
生育が進むにつれて追肥量を増やしていく。

初期は穴肥も有効。
穴肥後は穴に灌水する。

灌水を開始したら、液肥混入機(FPS等)を利用した液肥での追肥を併用すると管理が簡易化される。(FPSはペットボトルにも対応)

草勢の見方

草勢が弱い状態

つるの伸び

□ 立ち上がり45度以下
□ひげが細い
□ひげが弱々しい
□ 葉が小さい
□ 葉の色が淡い

雄花開花位置

□先端から近い

草勢がよい状態

つるの伸び

□立ち上がり45~60度
□ひげが太い
□ひげが直線状
□完全に展開した葉は手のひらより大きい

雄花開花位置

□ 先端から遠い

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「ころたん」営利栽培マニュアルはこちら

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