デージー 「デージー チロリアンデージーシリーズ」
特長
花径5cmほどの大輪シリーズです。低温要求性の晩生品種で、年内無加温、年明けから低加温栽培すると、とくに花付きがよくなります。平弁種で重ねがよい品種です。若干他色の混入が見られることがありますが、あらかじめご了承ください。極端な高温、または肥料切れで花が一重になることがあるので注意してください。
用途
開花鉢、ポット苗
作型
夏まき冬期低加温室内管理による早春出荷が標準で、寒地では晩夏から秋まき春出荷も可能です。
播種
7~2月。発芽適温20℃前後、発芽日数7日前後。8月からの播種が基本で、地域・出荷時期により異なります。
播種専用培養土を使用し、セルトレーまきが理想です。
好光性種子のため覆土はしないか、極薄くかけます。種は乾かさないよう注意します。
育苗
栽培適温15~20℃。夏期は寒冷紗などでできる限り気温を下げる工夫が必要です。
一般草花用培養土、または消毒済み用土に土壌改良剤を加え、よくなじませた保水、排水性よく活性力のある培養土を使用します。
育苗中は灌水代わりに適宜液肥を施し、老化、乾燥に注意します。
定植
開花鉢では4~5号鉢に1株、開花ポット苗では10.5~12cmポットに1株が標準です。
肥料
草花一般施肥。
肥料が多いと葉が大きくなり過ぎますが、肥料切れにも注意します。
株の状態で判断し、「サカタマモル 鉄力あくあ®F10」「サカタマモル ネイチャーエイド」「サカタマモル ホストップ」などの液肥でコントロールしてください。
栽培
標準播種期は夏が基準ですが、地域・出荷時期により冬まで可能となります。
極端な早まきは大株・大葉となる場合があり、注意が必要です。
夏まきでは高温期の移植を避けるため、セルトレーを使用しての育苗が理想です。
地域・播種期により異なりますが、移植は高温期を避け晩夏以降に行います。
花芽分化には適度な低温が必要です。
標準栽培では初冬まで無加温管理とし、その後加温し開花を促進させます。
入室後の温度が高いと葉が大きくなり、花梗も徒長します。
病虫害
立枯病・灰色かび病・ボトリチス病など。
害虫はヨトウムシ、アブラムシ、スリップス、ハダニ等に注意してください。
出荷
開花後。ポット苗では適度な大きさになった苗を出荷します。
備考
葉が大きくなり過ぎるため、極端な早まきと冬期の高温は避けてください。
作型図
シリーズ商品の紹介
商品名 | チロリアンデージー クララ |
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商品名 | チロリアンデージー ハイジ |
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商品名 | チロリアンデージー ヨーゼフ |
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商品名 | チロリアンデージー ロベラ |
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