ワスレナグサ(わすれな草) 「ブルームッツ」
特長
恵泉女学園園芸短期大学が育成した高性早咲き品種です。花芽形成に特別な低温を必要とせず、早春より青紫色の可憐な花を咲かせます。夏まきすると年内に開花し出荷が可能です。草丈50cmほどです。
用途
切り花 花壇
作型
夏まき 年内~春切り
播種
夏~秋まき
発芽適温15~20℃・発芽日数10日。高温で発芽が遅れます。
播種専用培養土を使用し、セルトレーまきが理想です。
定植
20cm×20cm位の間隔が適当です。
培養土
栽培床には、完熟堆肥などの有機質を入れての土壌消毒が理想で、土壌改良剤を加え、よくなじませた保水、排水性よく活性力のある培養土を使用します。
肥料
1a当たり窒素成分で1kg程度とし、6:9:7程度の成分比の化成肥料でよく生育します。窒素成分が多すぎると茂り過ぎて、茎もやわらかくなります。
株の状態で判断し、「サカタマモル 鉄力あくあ®F10」「サカタマモル ネイチャーエイド」「サカタマモル ホストップ」などの液肥でコントロールしてください。
栽培
播種期は夏~秋または早春とし、冬~初夏まで開花させます。冬季は露地状態では葉が傷むので、霜よけ(無加温ハウスなど)が必要です。切り花とする場合は、秋に温室などに定植すると、生育の初期から節間伸張します。
4月~6月まきすると、3~5カ月で開花を始めますが、高温で花色が淡くなります。
生育環境としては、過湿には強くないですが、適当な湿度のもとで肥料分があれば、切り戻しによって再萌芽して何度も開花可能です。
備考
ハウス、温室内ではやや乾燥気味の管理をする方が、株はしまった生育となります。
水を好むワスレナグサの品種がありますが、本品種とは別です。