「コキア(ほうき草) グリーンの特徴や育て方のポイントをご紹介」
夏の姿は涼しげなライトグリーン、秋の姿は温かみのある紅葉、熟した実は「トンブリ」として食用に、株全体を乾燥してくさぼうきに利用されるなど大変身の植物です。花壇やコンテナのアクセントになります。
南ヨーロッパ、アジア原産の春まき1年草です。夏のころの涼しげな緑色、秋のころの鮮やかな紅葉は日当たりよい場所で変身します。化成肥料を控え、完熟堆肥や腐葉土の有機質だけで育てるとより色鮮やかになります。根傷みや苗の老化などのトラブルがあると生育障害が起きやすいので初期の育苗に注意します。
桜の咲くころがタネまきの適期です。タネは細かいですが、128穴のセルトレーでは2~3粒ずつ、播種箱では3cm間隔で3~4粒点まきにして5mmほど土をかぶせ、たっぷりと水やりします。発芽までの約2週間は乾かさないように注意します。発芽がそろったら1本に間引き、本葉が2~3枚になったころ肥沃な土を入れた小鉢に植え替えます。植えつけは日当たりと水はけのよい場所に1㎡当たり完熟堆肥約5kg、腐葉土約1/3袋を深くすき込み、株間は30cm以上にします。
植え替え時の根傷みや植えつけ時の老化苗では生育障害が出やすいので、丁寧に若苗を植えます。小苗のときから日当たりのよいところで管理して光合成を活発にさせ、根づくまで乾かさないように管理します。環境がよいと草丈1mほどに生育します。注意して管理できれば、直まきにすると最もよい生育をします。
夏にガの幼虫(シロオビメイガ)がつくので殺虫剤の散布をします。
夏の涼しげな緑色、秋の鮮やかな紅葉の変化が見ところです。刈りとって陰干しにして「ほうき」に利用したり、実は「とんぶり」として食べることもできます。大きく育った株は花壇や大きなコンテナで存在感が抜群です。
品目 | コキア(ホウキグサ) |
---|---|
原産地 | アジア、ヨーロッパ、アフリカ |
科・属名 | ヒユ科 |
※販売時期や品切れ、仕入れ状況により、ご購入できない場合やお取り扱いの無い場合もございます。ご了承ください。