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サカタ交配

ダイコン 「あやめっ娘」

品目 ダイコン
原産地 地中海沿岸、華南高地、中央アジアなど諸説
科・属名 アブラナ科ダイコン属

首部が鮮やかな赤紫色になる、使い切りサイズのミニダイコン

特性

1. 中葉で立性、首色は鮮やかな赤紫色。
2. 根長20~30cm、根径6~10cmサイズになり、大きさを見ながら好みのサイズで収穫する。
3. 内部は白肉です入りが遅く、しっかりとした肉質で歯切れよく、甘みがあり、食味が優れる。
4. 晩抽性で耐暑性があり、各種病害に比較的強く、春~秋冬まで栽培できる。

適応性

一般地・暖地(千葉基準)の3月中旬~4月まき、8月中旬~10月上旬まき、冷涼地(北海道基準)の5月下旬~8月まきに適します。

畑づくり(圃場準備)

おいしい野菜づくりは、土作りからはじまります。土壌の酸性度と団粒構造がポイントとなります。土壌pHは5.5~6.8(弱酸性〜中性)が適正です。排水・保水性のある団粒構造の土壌作りのために、堆肥投入は欠かせません。しかし、未熟堆肥投入は岐根の原因となり、また、センチュウなどの混入を招くことがあります。微生物肥料「バイテクバイオエース(R)」の施用をおすすめします。

肥培管理

有機質肥料と化成肥料をバランスよく併用することをおすすめします。肥料は10aあたり成分量で窒素10kg、リン酸15kg、カリ10kgを標準とします。一般地・暖地4月まき、8月中旬まきや高冷地・冷涼地7月まきなど気温の高い時期は、窒素を少し減らすと葉が過繁茂にならず、作りやすくなります。

播種

条間20~25cm、株間20~25cm間隔で3粒ずつ点まきにします。本葉4枚くらいまでに間引いて一本立ちにします。(小さいサイズで収穫したい場合は条間15cm、株間15cm程度の密植も可能です)。

病害虫防除

生育初期での病害虫による被害は、その後の生育に大きく影響を及ぼすため、早期防除を徹底します。

収穫

収穫時期は栽植密度と収穫サイズによりますので、大きさを見て好みのサイズで収穫します。

調理

首部の赤紫色の成分はポリフェノールの一種「アントシアン」です。首部を皮つきで酢漬けにしたり、おろしにするととてもきれいな彩りになります。肉質がしっかりしているため、おろしても水っぽくなりません。もちろん皮をむいて普通のダイコンと同じように使用していただけます。サラダにすれば食感がよく、煮物にすれば煮くずれしにくく味がよく染みる非常に使い勝手のよいダイコンです。

【注意】

本品種の首色の発色程度については気候や栽培環境により差が生じます。また、品種の特性上、根色の異なる株が出ることがございます。間引きの際に、緑軸の個体を抜き取ることによりある程度軽減することが可能です。

作型図