ミニトマト 「ロイヤルパッション」
黄化葉巻病耐病性で軟化や裂果に強く 極早生で肥大よく収量性に優れるミニトマト
標準元肥量(10aあたり成分量)
窒素12~15kg、リン酸15~20kg、カリ15~20kgを標準とします。
※圃場により異なります。
定植適期
定植は、第1花房開花から開花前ごろを基本とします。
灌水開始時期
灌水は、第1段着果から果実肥大期ごろを目安に行い、初期からスムーズに生育させます。
追肥開始時期
追肥は、3段花房開花ごろを目安に草勢を見て行います。
草勢
草勢は、やや強めでスタミナのある品種ですが、着果性に優れ、低段からのカジノ肥大もよいので、草勢の維持がポイントとなります。
花数
抑制栽培では、若干花数が増えますが、他の作型では花数が安定しているので、摘花は必要ありません。低段の花数を確保するため、若干、若苗定植にします。
収穫
裂果に強く、果肉が厚く、日持ち性がよいので完熟収穫を心がけます。
栽培上の注意点
定植後、高温、窒素過剰による異常茎の発生が特に少ない品種であるので、灌水開始は早めから、灌水量もやや多めに回数多く、少量多回数灌水で初期から草勢をつける管理が向きます。
高温期の窒素過多により、芯腐れ果が発生することがあるyので、抑制栽培の元肥は極力少なめとし、追肥も一回の窒素成分を控えるようにします。
日射量が増える2月以降、乾燥気味の管理では、草勢が大人しくなり、果実肥大が抑制されて小玉傾向となる上、後半の花数も増えにくくなるので、草勢を強めに持っていけるよう定期的に灌水を行います。
病害虫対策
CMV、TSWVに対する耐病性はなく、TYLCVに対しても保毒型耐病性なので、アブラムシ・アザミウマ・コナジラミなどの防除を徹底します。