コリウス「ゴリラ® シリーズ」｜【サカタのタネ】種・苗・園芸用品の商品情報

コリウス「ゴリラ® シリーズ」

品目	コリウス
原産地	熱帯・亜熱帯アジア、太平洋諸島
科	シソ
属	コリウス

特長

サカタのタネ育成、大きな葉と草姿が自慢の品種。既存の実生品系品種の倍以上はある葉と草姿は見ごたえがあり、花壇、コンテナガーデン用のポット苗出荷や大鉢出荷に好適です。花壇では100cm程度の株にまで生長します。

用途

ポット苗、鉢物

作型

加温施設内初春まき初夏出荷、無加温施設内春まき夏出荷が基準です。

播種

1～6月。発芽適温25℃前後、発芽日数5～7日。好光性です。
「苗当番　タネまき用」などの播種用土を使用し、セルトレーまきが基準です。

育苗

生育適温25℃前後です。育苗中は潅水代わりに適宜薄い液肥を与えます。
「苗当番　育苗用」などの培養土、または消毒済み用土に「バイテクバイオエース®」、「リフレッシュ®」などの土壌改良材を加え、よくなじませた保水、排水性よく活性力のある配合土を使用します。

定植

ポット苗では9～10.5cmポットに1株。
鉢では5号鉢以上が標準です。

肥料

草花一般施肥。
株の状態で判断し「ペンタキープG」「鉄力あくあ™F10」「有機の液肥ネイチャーエイド」「ホストップ亜リン酸液肥（0-25-20）」などの液肥で追肥してください。

栽培

春まき1年草、1月からのタネまきが基本です。
発芽後は過湿を抑え、徒長や立ち枯れなどの病気を避け、日当たりの良い環境で管理します。最低気温12℃以上が理想です。
低温期間の冷水潅水に注意し、水温は15℃以上を保ってください。
多肥栽培では葉が大きくなり過ぎるので注意が必要です。
低温、過湿、乾燥条件では生育が極端に悪くなり、病気発生の誘因となります。
1ポット1株で、ポットでは無摘芯栽培が基本です。
温度と湿度を好む植物ですので、乾燥処理では生育が遅れます。また、短日開花性のため、極端な早まきは早期出蕾の原因になります。

病虫害

立ち枯れ病、スリップス。比較的強健です。

出荷

ポットに対して適度な株となってから。

備考

生育初期の発色は少なく、生育に従い発色を開始します。
葉色によって生長スピードに差があります。模様の少ない品種ほど生長が緩慢です。

世界最大クラスの大きい葉を持つコリウス

ゴリラシリーズ
通常の実生系コリウスの倍以上はある大きな葉と見応えがある草姿が特長です。生育旺盛でボリュームがあるため、花壇のみならず大鉢にも向きます。「スカーレット（ver.2）」はやや草丈が抑えられています。

ラインアップと受賞内容

ゴリラシリーズ
【お台場おもてなしセレクション】
上段左：ゴリラレッド　2016年入賞/2018年葉物部門審査委員特別賞受賞
上段中：ゴリラモザイク
上段右：ゴリラサーモンピンク　2016年入賞/2018年地植え部門入賞
下段左：ゴリラローズ　2016年入賞/2017年コンテナ（プランター）部門入賞/2018年地植え部門入賞
下段右：ゴリラライムスプライト 2016年入賞/2017年コンテナ（プランター）部門入賞/2018年地植え部門入賞

ゴリラスカーレットVer2
【お台場おもてなしセレクション】
ゴリラスカーレット（ver.2）　2016年入賞（スカーレットで受賞）/2017年コンテナ（プランター）部門入賞/2018年地植え部門入賞

植栽現場の声

生育旺盛でカラフル。日陰に強く、ボリュームがあるので、樹木の沿路や室内などで使いやすかった。双葉の段階から色が付いているので、植え付けの初期から葉色を楽しめるのがよかった。

● 「ゴリラ」シリーズの耐陰性試験
ゴリラシリーズの耐陰性試験
ほぼ終日建物の陰になっても生育力は旺盛のままです。(当社掛川総合研究センター試験による)

● 「ゴリラスカーレット（ver.2）」の植栽事例
ゴリラスカーレットVer2植栽事例
緑陰にも使いやすい。