特長
高温長日下でも徒長しにくく、コンパクトにまとまる美しい草姿の大輪系パンジーです。
シリーズ全体の生育や開花がよく揃い、一斉出荷に対応できます。花径8cm程度の大輪の花が斜め上向きに咲くため、出荷トレーでの見栄えもよいです。低温短日期の開花性にも優れ、早期出荷をはじめ、全期間を通じて高品質の苗を出荷できる万能型品種です。
作型
夏まき早秋出荷から、秋まき春出荷が基準。寒地用では早春まき春出荷も可能。
播種
播種専用培養土を使用、セルトレーまきが理想。
7月下旬からのタネまきが基本。高温期間の育苗を避ける為、暖地では8月からのタネまきが理想。発芽適温20℃前後、発芽日数7~10日。25℃以上では発芽が極めて悪くなるため、高温時の発芽では発芽室での催芽が理想。発芽後は水を控え徒長や立ち枯れなどの病気を予防します。
育苗
生育適温15~20℃。406穴セルトレーで育苗期間25日程度。本葉3枚ほどで
移植。移植は各苗が触れ合う前が理想、葉が触れ合うと徒長の原因となります。
一般草花用培養土、または消毒済み用土に土壌改良剤を加え、よくなじませた保水、排水性よく活性力のある培養土を使用します。
定植
開花鉢では4~5号鉢に1株、開花ポット苗では9~10.5cmポットに1株が標準。
移植後は適湿、適温下で管理します。
肥料
草花一般施肥。
株の状態で判断し、「サカタマモル 鉄力あくあ®F10」「サカタマモル ネイチャーエイド」「サカタマモル ホストップ」などの液肥でコントロールしてください。
栽培
冷涼な気候を好む耐寒性一年草で、栽培温度は15~20℃が理想、30℃以上は避けてください。日当たりのよい環境での管理が理想ですが、夏期は気温を下げるため寒冷遮で気温を下げ、風通しよい環境で管理します。
育苗中は灌水代わりに適宜薄い液肥を与えます。温度、灌水、株間などでコントロールして徒長を防ぎます。
病虫害
立枯病、ボトリチス病、および害虫ではアブラムシ、ハダニに注意。
出荷
ポット定植後のラベル苗、または天花開花時より出荷。
作型図
シリーズ商品の紹介
商品名 |
パシオ クリアスカーレット (ver.2) |
商品名 |
パシオ ツンブルーブロッチ (ver.3) |