「風船かずら バルーンバインの特徴や育て方のポイントをご紹介」
小さな白花が咲いた後、直径約3cmの緑色の紙風船をふくらませたような実が鈴なりにつきます。つる性なので垣根やトレリスなどにからませたり、鉢植えであんどん仕立てにして楽しめます。
熱帯地方原産の春まき1年草です。発芽適温、生育適温ともに20℃以上と高く、気温が十分に上がってからタネまきします。日当たりと水はけのよい環境であれば、生育旺盛で丈夫で育てやすい花です
発芽適温は20℃前後で、八重桜が咲くころからがタネまきの適期です。タネは大きくまきやすいので直まきにします。早めのタネまきは、9cmポットに2~3粒のタネを1cmほどの深さにまき、たっぷりと水を与え、日だまりの暖かい場所で管理します。小鉢に根が回ったころ植えつけます。日当たりと水はけのよい場所に、1㎡当たり完熟堆肥約3kg、化成肥料約50g(約2握り)をすき込み、株間約30cmで植えつけます。60cmほどの大きいコンテナでは3株、あんどん仕立ての鉢植えでは18cm鉢に1本が標準です。
タネの皮が硬いく吸水が悪く発芽が遅れるので、一昼夜水に浸けて吸水させてからまくと発芽がそろいます。タネの白い部分を針でちょっと傷をつけると、吸水してよく発芽します。直まきの場合は気温が十分に上がってからタネまきします。窒素分が多い肥料では葉が茂り花つきが悪くなるので、リン酸やカリ分の多い肥料を与えます。あんどん仕立てでは、植えつけ後7~8節のところで摘芯すると、分枝が早く伸びて早く整った形にできます。
病害虫の心配はほとんどありません。
日よけや、鉢植えでアンドン仕立てに向き、トレリスに絡ませディスプレーの背景にすると、素晴らしい見栄えになります。実は風船、タネは猿顔にと、子どもたちと楽しい会話ができます。
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品目 | フウセンカズラ(風船かずら) |
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原産地 | 熱帯、亜熱帯地方 |
科・属名 | ムクロジ科フウセンカズラ属 |
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