「 「エンツァイ」の特徴や育て方のポイントをご紹介」
中国南部、東南アジアで広く栽培されています。サツマイモの葉を細長くした形で、真夏に茎と葉を収穫します。炒め物や中華風おひたしに利用する健康野菜です。
連作には強い野菜ですが、地力の低下は病気や障害の発生につながり、品質低下の原因となります。完熟堆肥やバイオエースなどの有機物を積極的に施して、土づくりを心がけます。1㎡当たり苦土石灰150g、完熟堆肥2kgと有機配合肥料約60gを目安として施します。プランターでの栽培も手軽にできます。
タネは皮がかたいので、一晩水に浸して吸水させてからタネまきします。5~7月上旬に株間10cm以上になるように1か所に4~5粒ずつ点まきし、覆土は1㎝にします。または、30cm間隔で3条のスジまきします。本葉が4~5枚になったころに1本に仕立てます。乾燥させないことが大切なので、小まめに水やりします。
中国南部では、池の上に浮かべたイカダの上で栽培するくらい水を好みますが、畑でも問題ありません。栽培に手間はかかりませんが、乾燥は避けるように注意します。追肥は株の様子を見ながら行います。
とくに害虫が問題となる高温期は生育期間が短く農薬は残留する危険性があります。コナガ、アブラムシなどの害虫は、寒冷紗などによるトンネル被覆栽培で物理的に防ぎます。農薬を使用する際には、ラベルをよく読み、間違いのないようにします。
草丈が20cmのころ、株元の5~6節を残してやわらかい部分を収穫します。摘みとった下からわき芽が出てくるので、また収穫できます。油いため、おひたし、ゴマあえ、スープ、天ぷら、汁の実などに利用します。ビタミン、カルシウム、鉄分を豊富に含みます。
品目 | エンツァイ |
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原産地 | 熱帯アジア |
科・属名 | ヒルガオ科サツマイモ属 |
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