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エダマメ 「夏の声」

風味・食味が極めてよい、白毛の中早生茶豆品種

特性

1.播種後82日タイプ(関東標準)の中早生品種。
2.2~3粒莢中心に収穫でき、着莢がよい。
3.白毛の濃緑莢で、ゆで上がりの色がよい。
4.主茎なりで、荷姿がよく、枝付きの出荷にも適する。
5.風味がよく、甘みがあり食味が極めてよい。

適応性

暖地でのトンネル栽培から、暖地、一般地、高冷地・冷涼地での露地栽培に適応します。

畑づくり(圃場準備)

土質は比較的選びませんが、乾燥地、連作地、酸性の強い(pH5.5以下)土地は避けます。
施肥量は前作の残効や土質にもよりますが、10a当たり成分量で窒素8~10㎏、リン酸12~15㎏、カリ8~10㎏程度が適当です。

播種と育苗

地温が上がりにくいトンネル栽培や、早まきの早熟露地栽培を行う場合には育苗を行います。地温を15℃以上確保します。育苗には無菌で通気性、排水性のよい軽めの土を使います。播種直後に十分灌水し、一斉に発芽させます。地温の不足などで発芽が遅れ、その後過湿になると種子が腐り、発芽率が低下するので注意します。育苗期間は本葉が展開し始めるころまでとします。
露地に直まきする場合は、遅霜の心配がなくなってから行います。1穴3粒まきとし、播種後は防鳥ネットや寒冷紗を被覆するなどして鳥害を防ぎます。間引きは本葉1枚展開するころに行い、根元を切り取るようにします。

定植および定植後の管理

初生葉が展開し、本葉が出始めたころが定植の適期です。老化苗になると活着が悪くなるので注意します。移植時には根を傷めないようにし、深植えになりすぎないように注意します。地温がある方が活着がスムーズにいくので、早めにマルチをひき地温を上げるようにするとよいです。栽植距離は畝間75㎝、株間36~45㎝程度の1本植えとします。

病害虫防除

虫害として、アブラムシ、ハダニ類等の被害があります。それぞれ早めの防除を心がけるようにします。病害としては、べと病、斑点細菌病等の被害があります。高温、多湿を避け、早期の防除を心がけます。

収穫

エダマメは収穫適期が短いので、取り遅れに注意します。莢もぎで出荷を行う場合には調整に労力がかかり、収穫適期を逃し品質を落としてしまうこともあるので、労力に合わせた作付けを行うことが必要です。
収穫は、品質低下防止のためにも品温の上がらない午前中に済ませ、収穫後は涼しいところで調整を行います。不稔莢、病害虫の被害のある莢を取り除いた後、各産地の基準に合わせて出荷を行います。

作型図