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レタス 「フリフリッカー」

品目 レタス
原産地 中近東内陸、小アジア
科・属名 キク科アキノノゲシ属
受賞歴 第65回全日本野菜品種審査会一等特別賞受賞

適応性が広く、尻部の形状が安定する、根腐病レース1耐病性品種

特性

1.レタス根腐病レース1に対して安定的に耐病性を発揮する。
2.結球性に優れるサリナス・エンパイヤ系の早生品種。
3.球色は非常にテリがある鮮緑色で、大玉の偏円球。変形球が少なく、尻部の形状が安定する。
4.外葉が多く、肉厚なため、曇天や長雨後の急激な日照が原因で発生する株のしおれや玉表面の日焼け症状の発生が少ない。

適応性

高冷地 5月上旬~6月上旬まき →7月上旬~8月中旬どり、7月中旬~8月上旬まき→9月中旬~10月下旬どり 冷涼地 4月上旬~5月中旬まき 6月上旬~7月どり、8月上~中旬まき→9月下旬~10月どり 一般地・暖地 1月下旬~2月まき→4月下旬~6月上旬どり、8月下旬~9月上旬まき→10月中旬~12月上旬どり 極端な早まきや遅まきは、玉のとがりや肥大不足、抽苔を招く恐れがあります。 品種本来の特性をよりよく発揮させるためにも、作型図を確認し、播種期に注意してください。

播種と育苗

レタスの最適発芽温度は18~20℃で、15~25℃の範囲であれば十分な発芽率が得られるといわれています。しかし「フリフリッカー」の播種期である冷涼地・高冷地の7~8月まきや、一般地・暖地の8~9月まきの時期は、その年によって暑さが長く厳しいことも増えています。ハウス・温室内や露天育苗で育苗床の温度が上がりすぎてしまうことがあると、種子が休眠に入る可能性があるので、とくに発芽するまでの温度には十分注意が必要です。
いかにしっかりとした苗を育てるかが、定植後の活着のスムーズさを含め、その後の生育に大きく影響を与えます。地上部ばかりが大きくなるような苗ではなく、根部と地上部のバランスがしっかりとれた苗を作るように心がけることが重要です。

施肥と管理

定植から結球期までしっかり根を張らせ、外葉のスムーズな生育を促しましょう。また、生育期間中に極端な干ばつや過湿条件にならないよう、適宜潅水や畝上げによる排水対策、定植前の準備として、堆肥などを利用した土作りにより土の緩衝能力を高めておくことが、生理障害の防止や秀品率の向上につながります。

病害虫防除

レタス根腐病に耐病性をもちますが、全く発病しないということではなく、菌密度の高い圃場などでは発病する可能性があります。このような圃場では、土壌消毒や薬剤処理、その後の土づくりを含め、総合的な対策をとることが必要になります。また、病害虫全般に関しては、早めの防除が重要で、状況に応じて適宜農薬を使用するようにしてください。

収穫

玉が締まりすぎて老化すると食味が低下する恐れがあります。適期での収穫を心がけて、新鮮なレタスを消費者の皆様にお届けしましょう。

作型図