レタス 「ツインセット」
根腐病レース1、2、および黒根病に耐病性があり形状安定性に優れる早生品種
特性
1.結球性に優れたサリナス系の早生品種
2.根腐病レース1、2、および黒根病に耐病性がある。
3.球色はテリがあり、大玉の偏円球。変形球が少なく、尻の形状が安定しやすい。
4.葉は肉厚でかぶりが深く、偏円形で箱詰めが容易である。
5.芯が細く、緑芯症状が出にくい。
適応性
高冷地 4月上旬~5月中旬まき→6月下旬~7月中旬どり 冷涼地 3月上旬~5月初旬まき 5月下旬~7月上旬どり 温暖地・暖地 1月中旬~2月中旬まき→4月中旬~5月中旬どり 極端な早まきや遅まきは玉が小さくなったり抽苔する可能性があります。品種本来の特性をよりよく発揮させるためにも、作型図をご確認の上、播種期にご注意ください。
播種と育苗
レタスの最適発芽温度は18~20℃で、15~25℃の範囲であれば十分な発芽率が得られるといわれています。過度な高温や低温、乾燥に注意して一斉発芽を心がけましょう。
いかにしっかりとした苗を育てるかが、定植後の活着のスムーズさを含め、その後の生育に大きく影響を与えます。地上部ばかりが大きくなるような苗ではなく、根部と地上部のバランスがしっかりとれた苗を作るように心がけることが重要です。
病害虫防除
レタス根腐病に対しては耐病性を持ちますが、まったく発病しないということではなく、菌密度の高い圃場などでは発病する恐れがあります。このような圃場では、土壌消毒や薬剤処理、その後の土作りを含め、総合的な対策をとる必要があります。また病害虫全般に関しては、早めの防除が重要で、状況に応じて適宜農薬を使用するようにしてください。
収穫
玉が締まりすぎて老化すると食味が低下するおそれがあります。適期での収穫を心がけましょう。