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サカタ交配

ホウレンソウ 寒締め吾郎丸®

品目 ホウレンソウ
原産地 中央アジア
科・属名 ヒユ科・ホウレンソウ属

昔ながらの葉形に作業性と収量性を兼ね備えたおいしい秋冬まき用ホウレンソウ

作型図

  • ※ 栽培方法・時期は目安です。適温でのタネまき、地域や条件に合わせた栽培をおすすめします。
  • ※ 営利向け作型図と小袋記載の家庭園芸むけ作型図では異なる場合があります。
  • ※ 栽培暦のマーク説明はこちら

特性

● べと病R-1〜10、15、20に抵抗性がある。
● 切れ葉の東洋系品種で、濃緑色、平滑で葉先がややとがり、深く欠刻が入る。
● 葉枚数が非常に多くなるため、収量性が高い。
● 葉柄が極めて柔軟なため、厳寒期に開張型になっても、収穫時に葉折れしにくい。
● あくが少なく甘みがあり、食味がよい。冬季に収穫すると、さらに甘みがのる。

適応性

温暖地・暖地は9月中旬~10月中旬まき、高冷地・冷涼地は9月中旬まきが適します。寒締め栽培の場合、温暖地・暖地は10月上~中旬まき、高冷地・冷涼地は9月中~下旬まきが適します。
土壌適応性が広く、火山灰土から水田裏作まで、幅広く栽培できる。

播種

条間15~20cm、株間3~6cmのスジまきとします。 他の秋まき品種と同様に、上記の栽植密度が基本ですが、株間を広げることでさらに葉枚数が増え、株が太ります。株間を調整することで、出荷形態に合わせられます。

栽培のポイント

火山灰土から水田裏作まで幅広く栽培できますが、排水不良の畑では高畝にしてください。 通常の秋まき品種と同様に管理します。特に生育に水を要する品種ではないため、ハウスでは乾き過ぎないように灌水する程度で十分です。 温暖地、暖地でも露地無被覆で寒さに当てると非常においしいホウレンソウが収穫できます。

収獲・出荷

寒さのピークを越え、暖かくなってくると再び生育を始め、一気に糖度が下がってしまいます。とり遅れのないように注意します。 通常出荷も可能ですが、現在、市場に流通している主流品種とは大きく形状が異なるので、差別化に適します。 葉枚数が非常に多いため、一本一本の茎が太くなり過ぎることがありません。また、すじが残らず食べやすく、東洋種の長所であるあくの少なさと相まって、本品種の食味を向上させています。 寒さにあうと甘みが増して、より一層おいしくなります。 横詰めスタイルの「ちぢみホウレンソウ」とは異なり、縦詰めスタイル、あるいは結束での「寒締めホウレンソウ」の出荷もできます。

その他ホウレンソウ一般に関する注意事項

近年、ホウレンソウべと病のレース分化が著しく早まっています。いつ、さらなる新レースが発生してもおかしくない状況です。品種の抵抗性だけに頼らず、予防のための薬剤散布など化学的防除や、適切な換気など耕種的防除を組み合わせるよう心掛けます。 秋口にはシロオビノメイガ、ハスモンヨトウなどが問題になります。いずれも被害が拡大する前に早期防除を徹底します。 秋から春にかけてはホウレンソウケナガコナダニが出やすい季節です。被害に気付いてからの対策では被害の拡大を抑えることが難しいため、薬剤の予防的散布を徹底します。