キャベツ アーリーボール
締まりがよく品質が極めてよい、生食に適する早生、ボール形、萎黄病抵抗性キャベツ
作型図
- ※ 栽培方法・時期は目安です。適温でのタネまき、地域や条件に合わせた栽培をおすすめします。
- ※ 営利向け作型図と小袋記載の家庭園芸むけ作型図では異なる場合があります。
- ※ 栽培暦のマーク説明はこちら
特性
● 早生で肥大力の高い多収ボール形品種。葉肉はやわらかく生食用に適する。萎黄病に抵抗性がある。
● 定植後60日前後で収穫期となり、球重1.2kg程度。玉は正円球で非常に締まりよく、品質、食味が極めてよい。
● 葉色はやや濃い緑色、比較的小葉で密植できる。
適応性
・寒地・寒冷地
3~7月上旬まき7月~10月どりに適します。
準高冷地では、盛夏どりを避け、6~7月、9~10月どりとします。
・温暖地・暖地
2月下旬~3月上旬まき6月どり栽培に適します。
また、7月下旬まき10~11月どり栽培にも適しますが、低温結球性や耐寒性は高くないため、むやみな遅まきは避け、温暖地では11月下旬まで、暖地では12月上中旬までに収穫することが大切です。
抽だいするので秋まきでは栽培できません。
畑づくり
平玉品種より湿害に弱く、過湿条件下では結球不ぞろいとなる恐れがあります。 また肉質がやわらかく、結球部位が低いため多雨期に過熟になると尻腐れが出やすくなるため、高畝にしたり株間を広げたりして、排水や風通しをよくします。一方で乾燥が続くと小玉になりやすいので保水のよい土づくりをします。
施肥
生育期間が短いため、元肥主体の栽培で初期から生育を進め、結球初期までに株張りをよくしておきます。
定植・定植後の管理
早生品種のため、本葉4枚ぐらいの若苗で丁寧に定植し、活着を促進させます。 栽植密度は条間60×株間30cm(約5,500株/10a)程度が目安です。
病害虫防除
黒腐病の発生が懸念される場合、生育初期から対策を心掛けます。特に台風や大雨、大風の直後には茎葉にできた傷口から病原菌が侵入し、畑全面に発病することがあります。まん延後に薬剤を散布してもなかなか止まらないので、予防に努めることが重要です。
収獲
早生ボール品種の中では在圃性はよい方ですが、収穫期間はあまり長くないため適期収穫を心掛けます。 新鮮な球色と食味のよい青果が収穫できるように、労力に見合った作付計画が大切です。