ダイコン 冬馬力
| 品目 | ダイコン |
|---|---|
| 原産地 | 地中海沿岸、華南高地、中央アジアなど諸説 |
| 科・属名 | アブラナ科・ダイコン属 |
| 受賞歴 | 第69回全日本野菜品種審査会一等特別賞受賞 |
厳寒期の肥大性に優れる晩抽性越冬から早春どり青首ダイコン
作型図
- ※ 栽培方法・時期は目安です。適温でのタネまき、地域や条件に合わせた栽培をおすすめします。
- ※ 営利向け作型図と小袋記載の家庭園芸むけ作型図では異なる場合があります。
- ※ 栽培暦のマーク説明はこちら
特性
● 晩抽性があり、温暖地の早春どりトンネル栽培に加え、露地またはマルチ栽培の越冬どりの2作型での栽培が可能。
● 草姿は中大葉でやや開張性。
● 抜群の肥大性があり早期収穫が可能。厳寒期収穫で問題となる肩コケしにくい。
● 内部は純白で、肉質は緻密でみずみずしく甘みがある。
● 吸い込み性で曲がりが少なく、そろいがよいので作業性に優れる。
● 首色はやや淡く青首内部が青肉になりにくく純白で、アメ肉になりにくいため生食はもちろん加工・業務用途にも適する。
適応性
・温暖地(千葉県基準)
9月末~10月上旬まき、1~3月中旬どり、10月下旬~11月上旬まき、2~3月下旬どり(※)
・暖地(鹿児島県基準)
10月下旬~11月初上旬まき、1月中旬~2月どり
(※)
・無理な早まきは葉が繁りやすく根のまとまりが悪くなり、遅まきは短根や抽だいの危険性があるため避けます。
・草勢が強い品種のため、トンネル内を蒸し込ませず葉が繁らないように管理した方が、根形のバランスのよいダイコンに仕上がります。従って、暖冬年では播種後のトンネル被覆や不織布などのべたがけを少し遅らせたり、換気強めの管理を行う必要があります。地域や天候の状況により異なりますが、発芽後はトンネルを密閉せず裾換気を行います。生育中後期にあたる2月ごろからは天候を見ながら徐々に換気を強め、3月にはトンネルを除去します。
標準元肥量※圃場により異なります
・元肥を控えめにし、生育前半は葉を旺盛にせずじっくりと育て、その後追肥で生育をコントロールします。 ・元肥は、10a当たり成分量で窒素7~10kg、リン酸15kg、カリ10kgを目安とします。 ・厳寒期の栽培となるため、追肥をする際は窒素、カリに加えマグネシウムやカルシウムといった微量要素の施用をおすすめします。特に生育後半の肥料切れは耐寒性の低下による生育遅延に加え、病害の発生を助長するので注意します。
追肥
・追肥は1回、生育中期に10a当たり成分量で窒素、カリを2~3kg行います。
播種
・栽植密度は地域や作型によって異なりますが、一条畝で栽培する場合は、畝間50cm、株間20cm、2条マルチで栽培する場合は、条間45cm、株間20cmを標準とします。 (※)【温暖地の早春どりトンネル栽培】 栽植密度は地域や作型によって異なりますが、温暖地基準でマルチは4条で、条間30~35cm、株間23cmを標準とし高畝にします。
生理障害・病害虫防除
・黒斑細菌病など細菌性の病害には、生育初期からの予防を中心とする殺菌剤散布が大切です。また、生育後半の肥料切れにも注意します。
収獲
(※)【一般地の早春どりトンネル栽培】 極早生品種のため、早め早めの収穫を心掛けます。一度にたくさんの播種を行う場合は、極晩抽性で低温伸長性に優れるやや晩生品種の「濱のはる」との組み合わせをおすすめします。