ダイコン 夏相撲
耐暑性に優れる加工・業務、青果兼用夏ダイコン
作型図
- ※ 栽培方法・時期は目安です。適温でのタネまき、地域や条件に合わせた栽培をおすすめします。
- ※ 営利向け作型図と小袋記載の家庭園芸むけ作型図では異なる場合があります。
- ※ 栽培暦のマーク説明はこちら
特性
● 草姿は立性と開張の中間くらいでがっちりとしているが、やや大きめ。葉色は濃緑。
● 萎黄病耐病性で、横縞症などの病害に強い。
● 高温期で問題となる黒芯症などの生理障害に強い。
● 肥大はややゆっくりで、根形は円筒形。やや吸い込み性で、曲がりが出にくい。
● 収穫作業時のひび割れが発生しにくい。
● 薄青首で、す入りが遅く、肉質は緻密で加工・業務用途にも適する。
適応性
・寒地および寒冷地(北海道基準)
7月中旬~8月上旬まき、9月中旬~10月上旬どり
・温暖地(千葉県基準)
8月上中旬~8月末まき、10月中旬~11月上旬どり
・暖地(鹿児島県基準)
8月中旬~9月中旬まき、10月中旬~11月下旬どり
・加工用などで青果サイズ(2L)より大きくする場合は、作型図よりも収穫期が遅くなります。
標準元肥量※圃場により異なります
・元肥は、10a当たり成分量で窒素5~8kg、リン酸15kg、カリ10kgを目安とします。 ・多窒素栽培による葉勝ちにならないように注意してください。
追肥
・追肥は基本行わないのが一般的ですが、生育を確認しながら必要に応じて行います。 ・加工用に出荷する場合は特に生育後半の肥料切れに注意し、必要に応じて追肥を行ってください。
播種
・肥大が緩やかな品種であることから、密植栽培は避けます。温暖地の青果用で条間50〜55cm、株間24〜27cm、加工用で条間50〜60cm、株間25〜27cmを標準とします。遅まきする場合は、生育遅延対策として株間を広げるとよいでしょう。
生理障害・病害虫防除
・内部生理障害(赤芯症・黒芯症)はホウ素欠乏による症状です。ホウ素は土壌中ではホウ酸の形で存在し、雨によって流亡しやすいので注意します。また、生育中期~後期の高温や土壌のアルカリ化が発症を助長させます。必要に応じて白黒マルチを使用するなどして地温を下げる対策をしっかり行うほか、ホウ素資材とともに過リン酸石灰を施用することが重要です。 ・黒斑細菌病など細菌性の病害には、生育初期からの予防を中心とする殺菌剤散布が大切です。 ・ハイマダラノメイガ(ダイコンシンクイムシ)やキスジノミハムシの食害が問題となる作型のため、生育初期の殺虫剤散布が大切です。
収獲
・高温期の栽培は収穫が遅れると病害虫の被害や生理障害発症の可能性が高くなります。 ・青果用(L〜2Lサイズ、約1.0〜1.4kg)、加工業務用ともに適期収穫を心掛けてください。
機能性分析
■分析データ(君津育種場2018.8.22まき11.12どり 当社調べ)) ・肉質の硬さ(根内部硬度〈N〉):他品種を100%とした相対値、約103% ・繊維密度の高さ(ダイコン100g当たりのNDF〈中性デタージェント繊維:不溶性植物繊維に相当〉):他品種を100%とした相対値、約109% ※成分分析結果は、収穫物(栽培条件、産地、時期、保存状態)により数値が変動する場合があり、栽培での結果を保証するものではありません。